映画とキャリア

【仕事の価値/好きこそ】シェフ 三ツ星フードトラック始めました からみる~好きを仕事に~

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ネタバレ注意!!
記事中では、映画の内容に触れることがあります。

【キャリア選択】映画の中のセカンドキャリアの選び方

「Chef」2014年、115分、アメリカ

カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)は、ロサンゼルスの有名フレンチレストランの総料理長。ちょっと口は悪いが、料理への情熱とその腕は確かです。元々、ブログで高評価を得て、マイアミからロサンゼルスに進出してきたシェフの元に、料理評論家でブロガーのラムジーが訪れ、変わり映えのしないメニューをSNSで酷評されてしまいます。SNSに詳しくないカールは、“新しいメニューで勝負する”と公の場で喧嘩を売ってしまいます。しかし、レストランオーナーのリーバ(ダスティン・ホフマン)と意見が合わず対立してしまい、新しいメニューで勝負することも叶いませんでした。料理評論家のラムジーに対し「悪口をネットにあげているだけじゃないか」と、言ってることはまともでも、またもや口汚く罵る姿がネットに拡散してしまい、炎上。雇われシェフとしての地位を失ってしまいます。

日頃からストイックに料理を研究することに没頭してたカールにとって、料理を提供する場を失うことは、本当につらいことだったようです。また、かつてスカウトを受けた店からもことごとく断られてしまい、

不安なんだ。これまで常に目標があった。急に何もかも失って、どん底だ。

と、失意を語っています。それでは、セカンドキャリアの選択について、この映画からどんなことが読み取れるか、一緒にみていきましょう

次のキャリアを考える上で大切なもの

chef-04出典:♯映画シェフ 三ツ星フードトラック始めました 公式サイトより

仕事の価値観

「どの店にもリーバはいるわ。次のステージに進むときよ。この店はもう過去」と元ガールフレンドに背中を押されます。

レストランオーナーであるリーバは、今、この店の味を期待して来店しているお客様に満足してもらうことが大切だと、同じメニューを提供することを主張します。これも、仕事の価値観として決して間違っているわけではありません。しかしながら、シェフとして新しく美味しい料理を提供したいカールとは、意見がぶつかってしまいました。

特に大切な局面で、こういった仕事の価値観がぶつかったり、仕事の価値観が問われることがあります。もちろん、仕事を続ける上では、折り合えるかどうかも重要ですが、転職などの機会には、“仕事の価値観”が自分とある程度合っているかを、事前にチェックすることは、その企業や環境で、ある程度長く仕事を続けられるかどうかの大切な判断材料のひとつなります。

自分を知る ~これまで築いてきたこと~

料理や仕事に対する向き合い方を、息子パーシーに教えていたことから、カール自身がどんな風に仕事と向き合い、仕事をしてきたのかを理解できます。

パーシーに伝えたこと

・ナイフはシェフの心。きちんと研いで、なくすな。大事にすれば、長持ちする
・メニューは、市場で食材を見て決める
・(焼き色がいつも)同じ色になるように、細かめに確認しろ
・ヘルプに入れるように、周りの動きをよく見ろ

好きを夢中でやるセカンドキャリア

カールは劇中、「シンプルな料理を出したい。客と心が通うような」と、語っていましたが、仕事をする上で、何を大切にしているか、何を楽しいと思うか、ということを、すでによく知っていました。

『子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者』(子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)

>>参考:『知之者不如好之者、好之者不如楽之者』(これを知る者はこれを好む者に如かず…)【ビジネスシーンで使える論語】新しいタブで開きます

孔子の論語からの言葉です。「あることを理解している人は知識があるけれど、そのことを好きな人にはかなわない。あることを好きな人は、それを楽しんでいる人に及ばないものである。」という意味です。日本にも似たようなことわざで「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、映画の中のカールも、料理を実に楽しそうにやっています。好きなことを楽しんでやることは、仕事に関する研究が苦になりません、工夫が苦になりません、努力が苦になりません。それは、楽しむと同時に、自らの喜びになります。それが本当によく表現されている映画です。

好きなことを夢中に楽しくできること。それを仕事にできることは、幸せにほかなりません。そんな仕事を見つけるヒントを2つ挙げておきたいと思います

・仕事をする上で、あなたが大切にするものは何か?
・得意な仕事と苦手な仕事/好きな仕事と嫌いな仕事は異なる

あなたが大切にするものは?

仕事をしていて、何を大切にしていますか?それは、どんな喜びや楽しさをもたらしてくれますか?そういったことを意識して仕事をしていると、仕事をする上で、価値観が次第に明確になっていくことが多いように思います。

得意な仕事と苦手な仕事/好きな仕事と嫌いな仕事

仕事は、いろいろな種類の仕事が組み合わさっていることが多いです。経験が浅いうちは“苦手だ”、“嫌いだ”と決めつけるのではなく、先入観を捨てて取り組んでみることをおすすめします。自分では苦手だと思っていた仕事が意外にうまくできたり、嫌いだと思っていた仕事に楽しいと思える要素を見るけることも。まずは、真っ白な気持ちで取り組んでみると、仕事の幅に広がりが出て、自分の中に新たな可能性を見いだすこともあります。

カール・キャスパーが教えてくれたこと

SNSで評判になったフードトラックは、ロサンゼルスに帰ってきました。本当の意味で、カールの仕事を評価してくれたのは、皮肉にも例のブロガーであるラムジーでした。こういった評判や名声には、終始、無頓着なカールですが、これまで、料理=仕事 だけが自分の幸せだと思い込んでいたようにも見てとれます。しかし、息子パーシーが作った旅をまとめたビデオクリップを観て、この考えが間違っていたことに気づきます。

自分を理解し支えてくれる家族、自分の仕事を評価し共に歩んでくれる仲間、そして美味しい料理と音楽。これらがある人生に真の幸せをみつけたようです!

こころの種:お客さんが笑顔になると、パパも元気になる。きっとお前もそうなる

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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