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【レビュー・感想】映画ラ・ラ・ランド 解説

ラ・ラ・ランド表題

映画ラ・ラ・ランドのあらすじ

「La La Land」2016年、126分、アメリカ

ロサンゼルス。映画撮影スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は、女優になることを夢みて日々オーディションに励んでいた。ある日、場末のバーでピアノを弾くセバスチャン=愛称セブ(ライアン・ゴズリング)と出会う。彼は、本格的なジャズを思う存分演奏できるような、自分の店を持つのが夢だった。やがて、二人は恋に落ち、互いの夢を応援し合うのだが、セブが生活のために加入したバンドが成功したことから、少しずつ二人の心はすれ違ってゆく…。

映画ラ・ラ・ランドのみどころ

ミュージカルは心象風景

ラ・ラ・ランドseen1出典:映画『ラ・ラ・ランド』公式サイトより

冒頭のハイウェイの渋滞シーンは、ミュージカルで魅せられます。
この映画で、ミュージカルの多くの部分は、心象風景になっているよう。心の中は、いつも自由!渋滞ではあれこれ考えたり、夢を実現するためパーティーに出かける自分を励ましたり、恋をすれば空だって飛べます。ミュージカル、ジャズ、音楽が溢れていて、心情やドラマ性をとてもよく高めていました。
また、ミア役のエマ・ストーンが本当にキュート!一番最初のオーディションで、その演技に引き込まれ、気づいたら、彼女の魅力にも引き込まれていました。

季節の移ろいは、恋の移ろい

ラ・ラ・ランドSeen2出典:映画『ラ・ラ・ランド』公式サイトより

そして、音楽もさることながら、映像が素晴らしい。どこか懐かしく感じる映像、そのせいか現実でいて現実でないような不思議を世界観に引き込まれます。また、全体的に少しくすんだ印象の背景に、強烈な原色カラーが配置され、こちらも計算されつくしているように感じました。この原色カラーは、若いエネルギーを表しているよう。彼、彼女らのキラキラしてる生命力、新しい世界への好奇心、夢のためにチャレンジする前向きな力、そんなものが原色カラーとミュージカルによる躍動感から伝わってきます。

このカラーは、季節の移ろいとも連動していて、そして、恋の移ろいにもつながっているのかな。
冬になり色彩が失われてゆくのと時を同じくして、セブが生活のために加入したバンドが成功し、徐々に二人の生活と、二人の心がすれ違っていってしまいます。

そして、淡い恋の想い出に

雨傘イメージ
思い出の曲を弾くセブ。最後に、こんなミュージカルをみるなんて…。そして、ラストシーンの表情が、二人とも同じミュージカルを見ていたかのように、互いの心情を物語っていました。もう、大人になったミアは、きっと原色の服を着ることはないでしょう。ちょっぴり切ない、大人のための恋愛映画です。

おすすめ

夢を追っている人、夢を追っていた人、いまを生き、いまを創っているすべての人に見て欲しい、そんな映画です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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